「メルマガを読まない理由」の調査結果に学ぶ

画像
【All About News Dig】連動エントリー


メルマガを読まない理由1位は「配信本数が多すぎる」

こんな調査結果が発表されました。

ディレクタスがインターネット上で実施した「メールマガジン購読実態調査」で、「ほとんど読まないメールマガジンの読まない理由を教えてください」の回答のトップ3は「受信する本数が多すぎる」「内容が面白くない」「自分が欲しい情報が送られてこない」。1位の「受信する本数が多すぎる」と答えた人は、43.1%でした。

「読まなくなった、もしくは読みたくないメールマガジンはどうしていますか?」という質問に対する答えでもっとも多かったのが、「受信の都度、手動でメールソフトの『ゴミ箱』フォルダに移している」で53.8%。次が「配信停止や退会の手続きをしている」で49.7%。3位はぐっと減って「何もしていない(そのまま受信は続けている)」の19.5%でした。

たしかに、毎日けっこうな量のメルマガが送られてきますが、ほぼすべて反射的に「ゴミ箱」に捨てているし、読まない理由も、どれもうなづけます。
半年ほど前、思い立って片っ端から「配信停止」の手続きをしまくりましたが、それでも完全に駆除できず、その後もまた徐々に繁殖して、このあいだ数えてみたら1日に30通ぐらいのメルマガを「ゴミ箱」に捨てていました。

大量に届いて、しかもまず絶対に読まないのは、ネット通販系のサイトから送られてくるメルマガです。いつも何かをオススメしていたり耳よりな情報っぽいものを教えてくれていたりしますが、その叫び声はまったく届かず(というか受け止める気がなく)、うっとうしさしか感じません。

送る側としては、読んでくれる人がたとえ数%だったとしても、大量に送りつければそれなりに広告効果があるという目論見なのでしょうか。少なくとも「〇〇万人の人に情報を知らせた」と言い張れます。
でも、大半の人にうっとうしいと思われてしまうことは、考えなくてもいいんでしょうか。配信した数や少しでも売れた実績は成果になるけど、多くの人が少しずつ抱く「悪い印象」というのは数値化できないので、誰も気にしていない、あるいは見て見ないフリをされているのかもしれません。

冷静に考えると、「成果主義の弊害」とか「努力が空回りして裏目に出る構図」とか、そんな罠に陥っている様子がよくわかります。ただ、こうしたマヌケな突っ走り方は、誰もがついやってしまいがち。

仕事にせよ、異性にアプローチするときにせよ、「ダメ元で頑張れ」とか「当たって砕けろ」とか「やるだけのことをやろう」といった言葉は、目指すべき美しい姿勢とされています。たしかに、そうすることによって成功する確率が少し上がるかもしれません。しかし、迷惑をかけたり困ったヤツというレッテルを貼られたり余計に嫌われたりなど、マイナスの影響も少なくないはず。長い目で見ると、失うもののほうが多いでしょう。

「もうひと押し」と思ったときには、「自分は今、うっとうしいメルマガみたいになっていないか」と自問自答したいところ。「受信する本数が多すぎる」「内容が面白くない」「自分が欲しい情報が送られてこない」という嫌われるメルマガの特徴を反面教師にして、「しつこくしない」「工夫のないアプローチはしない」「相手が必要としている情報を提供する」という姿勢を心がけましょう。
もちろん「もうひと押し」が必要な場面はあるし、目先の自己満足を得たいとか、結果はともかく周囲に「がんばっている姿勢」を見せたい場合は、嫌われるメルマガを見習うのが有効ですけど。

これから、いらないメルマガを「ゴミ箱」に捨てるたびに、この教訓を思い出しましょう。そんな形で少しでも役に立てたとしたら、見られることなく消えていくメルマガも、きっと浮かばれるはずです。


画像
【写真上】伊勢うどんも、大切なのはこうしたシンプルなバランス。
「サービス精神」で、麺が隠れるぐらいネギを乗せたら、すべてが台無しです。